【講演の目次内容】
1 自治体の公共事業で用いられる仕様発注方式と性能発注方式
2 自治体の1/4は土木系職員がゼロ 〜 仕様発注方式の弊害が多発
3 自治体が仕様発注方式に拘る理由
4 自治体の1/4は土木系職員がゼロ 〜 工事を含めた包括的民間委託が最適解
5 工事を含めた包括的民間委託の実施例 〜 柏市公共下水道管路施設包括的予防保全型維持管理業務委託
ちなみに、この講演に先立ち、下記のプロフィールにより自己紹介をさせて頂きました。
【 澤田雅之の経歴 】
1953年 愛知県生まれ
1978年 京都大学(院)工学研究科電気工学専攻修士課程を修了し、警察庁に入庁。
2013年 警察大学校警察情報通信研究センター所長を退職。同年、株式会社セキュリティ工学研究所に入社し、約2年間にわたって企業等へのコンサルティングに従事
2015年 技術士資格(電気電子部門)を取得して、澤田雅之技術士事務所を開業
【 性能発注方式についての澤田雅之の経験と実績 】
1996年 九州管区警察局宮崎県情報通信部長として、「宮崎県警察本部ヘリコプターTVシステム整備事業」を、我が国では戦後初となる性能発注方式で完遂しました。設計・製造・施工の全てを規定する要求水準書(A4版で14ページ)は、外部委託せずに約1ヶ月で作成できました。
2001年〜2011年 情報通信部長(発注の元締めである工事請負契約書上の「甲」です。)として勤務した茨城、宮城、福岡、愛知、神奈川の各県警察では、上記の宮崎で体得した性能発注方式についての知見に基づいて、土木・建築工事を含む数百件の警察情報通信施設整備事業の全てを性能発注方式で完遂しました。この際、入札不成立案件や一者応札案件は皆無でした。また、このような性能発注方式による契約について、会計検査院の会計実地検査を4回受検しましたが、どの検査においても、「適正に経理されている」旨の講評を受けています。さらに、人事異動で赴任した際に仕様発注方式(設計・施工分離発注方式)で入札不成立となっていた幾つもの発注案件を、直ちに性能発注方式(設計・施工一括発注方式)に切り替えることにより、短期間で契約締結に至った経験と実績もあります。
2022年 書籍【「性能発注方式」発注書制作活用実践法】を、(株)新技術開発センターから出版しました。この書籍は、これまでのところ、「性能発注方式」を真正面から取り扱った国内唯一の書籍です。
講演資料の全文は、下記のクリックでご覧頂けます。
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